相続相談は誰にする?失敗しない専門家選びの3つのポイント! 自分にあった専門家チームをつくって円満相続

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相続相談は誰にする?失敗しない専門家選びの3つのポイント! 自分にあった専門家チームをつくって円満相続写真

2020.11.2

 
 
ご自身や親の相続などで相談したいけど、「どこに相談したらいいのか分からない」という方が本当に多くいらっしゃいます。
 
そのように悩まれるのも当然です。
 
インターネットで検索すると、相続相談窓口の案内がたくさん出てきますし、その運営は「不動産会社」「金融機関」「税理士事務所」「司法書士事務所」など様々です。
 
いくら優秀な専門家に依頼をしても、それぞれ専門分野があります。
ですから、専門家一人にすべて任せてしまうのはとても危険なことなのです。
 
 

今回のポイントはこちら。
 

・専門家一人に任せるのには対策方法に偏りがあり危険。チームで取り組むことが成功の秘訣。
 
・優秀な専門家を集めただけでは目的達成できない。
 
・話をじっくり聞き、問題解決へチームを先導してくれる指揮者のような相談窓口を見つけることが重要。

 
 
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対策は専門家一人にお任せ?チームで対応?

協力する専門家・ビジネスマン
前述の通り、相続や老後に関するお悩みの解決には“不動産”“相続”“税金”“法律”“財産管理”などいろいろな専門分野からの視点が必要です。
 
ですので『不動産、税金、相続、老後、すべての問題を当社だけですべて解決します!』これを謳える専門家はいないでしょう。
 
 
「相続に詳しい税理士が、あなたの老後や相続の問題を解決します」
「相続に詳しい不動産会社が、あなたの老後や相続の問題を解決します」
 
 
本当にそんなことができるのでしょうか?
 
 
「不動産に詳しくない税理士が、資産の大半を占める不動産をどうアドバイスするのでしょうか?」
「税金や法律に興味のない不動産会社が、納税や遺産分割対策をどうアドバイスするのでしょうか?」
 
 
他分野に詳しいフリをされ、好き勝手に対策された結果、相談前より苦労が増えたお客様を何人も知っています。
 
専門家一人では、自身の計画の欠点やミスに気付けませんし、対策について意見を言い合える環境がないのはとても危ないと思います。
 
 
つまり、
“専門家一人に老後や相続の対策させない”
“分野ごと精通した専門家チームを作り対策を練らせる”

ということが、重大な対策ミスによる損失から自分自身を守る術なのです。
 
 
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優秀な相続対策チームはオーケストラに似ている

オーケストラ
 
それでは、どんなチームをつくるとよいのでしょうか。
 
オーケストラをイメージしてみてください。
 
演奏技術が素晴らしい奏者が集まっても、それを指揮する指揮者がいなければ調和のとれた美しいハーモニーを奏でることはできませんね。
 
相続対策チームも、ただ単に専門家を集めただけではまとまりません。
ご相談者の家族の考えを聞き、このご家族の問題解決に適した専門家を配置し、このチームを導いていける指揮者がいなければ、円満な相続を迎えることができないのです。
 

“お客様の悩みを聞き、必要な対策とそれに見合う専門家を用意する”ことが出来る指揮者のような人。

 
これが、老後や相続対策を安心して確実に進めるために重要なキーパーソンです。
 
つまり、どれだけ素晴らしい知識や豊富な経験がある専門家でも、相談内容に関わらないお決まりの相続対策の実行しかできないのであれば、最初に相談する相手ではないということです。
 
 

相続のお悩みの相談相手選びで失敗しない3つのポイント

ポイント
 
それでは、どのように相談相手を選べばよいのでしょうか。
 
ここでは、相続のお悩みの相談相手選びで失敗しない3つのポイントをお伝えします。
 
(1)相談者の話をじっくり聴いてくれる
   ⇒対策立案で最重要な“子や家族への想い”を聴いてくれる専門家
 
(2)難しい専門用語を極力使わずに話してくれる
   ⇒相談者がしっかり理解するよう分かりやすく話してくれる専門家
 
(3)老後/相続に詳しい専門家のネットワークがある
   ⇒不動産や金融、税金、法律など各分野との連携がある専門家
 
このような3つのポイントを抑えて、専門家に相談してみてください。(1)(2)(3)の要素があり、専門家チームを作ってくれる方であれば、良い指揮者に出会えたと言えると思います。
 
 

なぜ指揮者が必要なのか

指揮者
 
役割なんて気にせず、とにかく専門家を集めれば大丈夫だろう!というのも分かります。
 
ある相談者様の事例をご紹介します。
 
・相談者のお母様(80歳)は一人暮らし。財産は、不動産/証券/現金 総額1億円
・相続で子どもたちに迷惑をかけたくない
・子3兄弟は、お父様の相続の時に揉め、仲は良くない
・お母様は3兄弟仲良くしてもらいたいと思っている
 
これを、専門家たちは各々どのようにお客様へアドバイスするでしょうか。
  
法律:これ以上揉めないように、とにかく遺言を残しましょう。
税務:相続税納税の資金は現金があるので大丈夫。不動産は平等に相続させればいい。
不動産:分割し難い不動産は争族の火種になる。売って現金化したら平等に分けられます。
生命保険:生命保険に入れば、特定の人に遺せるし、遺留分対策もできますよ。
 
 
お母さまの悩みに対しアドバイスしているように思えますが、本当に遺言を残せばお母様の希望は叶いますか?不動産を売れば、兄弟は仲良しに戻りますか?
 
専門家の意見はバラバラで、しかも取りまとめる人がいないので、結局お母様は自分で纏めて判断しなくてはなりません。
また、子ども同士仲良くしてもらいたいのに、肝心の子どもに対して想いや考えを聞けていません。これでは仲良くなるきっかけすら掴めませんよね。
 
もし指揮者がいたらどうなっているでしょうか。
 
指揮者は、お母様から悩みと希望を聞き、資産の現状分析をした後に、子どもたちそれぞれ個別に話を聞きにいきます。
 
長男「兄弟三人で平等に分ければいい。」
次男「兄貴の、過去の資金援助は遺産分割に関係ないという姿勢が嫌だ。」
三男「父の相続の時、のけ者扱いしたのが気に入らないんだ。だから仲良くする気はない。」
 
兄弟間で揉めている場合、『学費や家購入など過去の援助』『平等な立場で話す』『遺言の遺産分割が平等ではない』といった理由が多いです。
 
指揮者はこういった話から、解決に必要な課題を見つけ、専門家チームで検証させるのです。
 
・留学費用を除いて3兄弟平等。留学費用相当分は次男三男で相続する
・不動産は誰も使う予定がないことが判明したため、相続後に売却して分ける/生前に売却して分けやすい財産へ組み換える
・決め事は、3兄弟の合意を以て進めることにする
など、遺産分割や相続税納税、兄弟の仲直り(金銭面、精神面)のプランができました。
 
※当事例は、実際の私のお客様でしたが、兄弟は笑顔で話ができる状態に戻りました。
 
 

まとめ

OKサインするビジネスマン
 
今回のポイント

・専門家一人に任せるのには対策方法に偏りがあり危険。チームで取り組みすることが成功の秘訣。
 
・優秀な専門家を集めただけでは目的達成できない。
 
・話をじっくり聞き、問題解決へチーム先導してくれる指揮者のような相談窓口を見つけることが重要。

 
 
お伝えしてきたとおり、老後や相続の対策では、税理士、司法書士、弁護士、土地家屋調査士(測量・分筆)、金融機関、保険コンサルタント、不動産会社、ファイナンシャルプランナーなど多くの信頼できる専門家との連携が欠かせません。
 
優秀な指揮者を見つけることは容易ではありませんが、前述した選ぶ時の3つのポイントを意識しながら専門家と面談することをお勧めします。そして、お客様が心から安心して付き合うことのできる専門家チームで取り組みすることで、お客様とご家族が望む未来に繋がっていくと確信しています。
 
 
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この記事の監修
プロサーチ株式会社 代表取締役 松尾 企晴(まつお きはる)

20歳のとき母方の祖父母を火事で亡くし、祖父祖母の相続では兄妹間の争族に発展。『またいつか』ではなく『すぐにでも』行動しなければならないことや、どれだけ仲の良い兄妹でも揉めることを痛感。会社の事業理念に『家族の物語をつむぐ』を掲げ、不動産等のモノだけではなく、親や子に対する想いや思い出などのコトも含め、家族が織りなしてきた物語(モノやコト)を親から子へと継承していくことこそが【真の相続】と考え、不動産相続のプロとして、お客様の気持ちを聴き、寄り添う姿に多くの顧客から評価を得ている。
現在は全国から寄せられる相続に関する相談の解決に尽力しながら、家族信託の提案や、相続問題解決のヒントをメルマガ・セミナーなどで情報を発信している。

 

 

 

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